イザヤ書33章

イザヤ33       王国の幕開け

Ⅰ救いを求めて 

 踏みにじる者、裏切る者はわざわいです。やがて報復を受けることになります。

『主よ。私たちをあわれんでください。』

  私たちにはいかなる弁明の言葉もありません。ただ有効なのは主の憐れみです。

  ただ待ち望みます。

   朝ごとに腕となってください

   救いとなってください

   あなたが立ち上がると

『あなたがたの分捕り物』

  アブラムシが物を集めるように

  イナゴが飛びつくように

『主はいと高き方』

  公正と正義が満ち

  知恵と知識とが救いの富

  主を恐れることが財宝

Ⅱ王国の確立 

『遠くの者よ。近くの者よ』

全地の民はことごとく主を知り、主に聞くべきです。

  罪人、神を敬わぬ者には恐怖の声

『焼き尽くす火』(ヘブル12:29)に耐えられるのは

  正義を行う者

真っ直ぐに語る者

強奪による利得を退ける者

わいろを取らない者

耳を閉じて血なまぐさいことを聞かない者

目を閉じて悪いことを見ない者

  このような人は高い所に住み、パンと水を与えられる。

『麗しい王』

  将来を仰ぎ見て

  過去を回想し

  再び思い出すことはない

『祝福の都、シオン』

永遠の天幕、杭も綱も損なわれない

威厳のある主が私たちと共におられる(黙示録21:3)

川がある(詩篇46:4, 65:9)恵みの大河には橋も船も不要、綱は解け、帆は張らず

   主が立法者、主は私たちの王

『そのとき』おびただしい分捕り物

  病む者はなく、罪はゆるされる